水戸黄門が成敗した悪代官の数が江戸時代に任命された代官の数より多い

鷹狩に出かけた家康は、喉の渇きを癒そうと寺に立ち寄った。
寺はみすぼらしく、屋根や土壁は破れ放題であった。
見かねた家康は

「なぜ寺の修繕をしないのか?」

と住職にたずねた。
住職は答えた。

「寺の修繕となれば、この辺りの農民に負担を掛けます。
 貧しい農民達の心の拠り所の寺が、彼らを苦しめる事は出来ません。」

感心した家康が寄進を申し出ると、

「我が寺のみ将軍様から目をかけていただいては、他の寺社から妬まれます。
 お気遣いご無用でございます。」

家康は寺を立ち去る際、小姓を集め命令した。

「お前達、遠慮はいらぬ。暴れ回ってこの寺を存分に打ち壊せ!」

将軍家康の命令に小姓達は逆らう事も無く、寺を散々に打ち壊した。

数日後、途方に暮れる住職に家康から書状と金が届けられた。
書状には

「先日、小姓達が暴れて寺を壊してしまって申し訳ない。
 ついては謝罪金を送るので、壊れた寺を修繕して欲しい。」

将軍の寄進と言えば妬まれるが、弁償と言えば角が立たない。
寺は立派に建て替えられ、住職も農民達も家康の心遣いに涙して感謝した。
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by bun_makuhari | 2009-07-25 21:29 | 日記

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